アートメイク看護師として働くうえで明確な年齢制限はありません。しかし、現役で施術をしている方は40代後半から50代までの方が多いようです。
これは、アートメイクは医療行為であり、看護師の資格が必要なことから、アートメイク看護師になるためには、看護学校を卒業して看護師の資格を取得する必要があるためです。
看護師の資格取得に必要な年齢は、看護学校の入学資格である高校卒業後3年以上であることから、最短で22歳から資格を取得することができます。
また、アートメイク看護師は、美容クリニックや美容サロンで働くことが一般的です。美容業界では、若い女性をターゲットとする店舗が多いため、若い看護師を採用する傾向にあります。
しかし、アートメイク看護師としての実務経験を積むにつれて、顧客の幅が広がり、高齢の方も施術の対象となるようになります。
そのため、年齢を重ねてもアートメイク看護師として活躍できる可能性は十分にあります。
この記事では、現役美容看護師の私が、友人のアートメイク看護師から聞いた情報をもとに、アートメイク看護師が現実的に働ける年齢やキャリアプランについて解説します。
アートメイク看護師が現実的に働ける年齢は？
アートメイク看護師として現実的に働ける年齢は、50代前半までが目安となります。
その理由としては、以下の2つが挙げられます。
- アートメイク看護師の需要は高まっているものの、美容業界では若い看護師を採用する傾向があるため、年齢を重ねると採用されにくくなる可能性がある。
- アートメイク看護師は、細かい作業を伴うため、体力や技術の維持が重要となる。
もちろん、50代以上でもアートメイク看護師として活躍している方もいらっしゃいます。
それでは実際にどのような選択肢があるので、具体的なキャリアプランを次の章で見ていきましょう。
アートメイク看護師の主なキャリアプラン3つについて詳細に掘り下げます
アートメイク看護師として働く際の、年齢に関係なく自身のキャリアを広げるための幅広い選択肢を3つご紹介します。
1. 教育者としてスクールの講師や運営スタッフとして働く
ある一定期間アートメイク看護師としての経験を積んだ者は、その知識とスキルを活かし、未経験者や経験が浅い人への教育やスキルアップに貢献することができます。具体的には、アートメイクスクールの講師や運営スタッフとして働くことです。アートメイク業界の拡大に伴い、講師の需要も今後増加が予想されるため、こうしたキャリアプランは非常に有望です。
2. アートメイクスクールの教材制作や物品販売に携わる
また、教材制作や物品販売も、アートメイク看護師としてのキャリアの一つです。具体的には、アートメイクの技術を学ぶための教材を作成したり、施術時に必要な物品を企画・販売するという仕事です。特に物品販売の場合は、現場で直接働く看護師や講師と異なり、自分自身が稼働をしなくても、販売による収入が得られるため、年齢に関係なく活動することが可能です。
3. クリニックの経営に深く関与する
最後に、クリニックの経営に深く参加するという選択肢もあります。これは自分自身でクリニックを開業するだけでなく、既存のクリニックの経営に参加し、アートメイク看護師としての視点からサービスの改善や運営の効率化に寄与するというものです。このためには、アートメイクの知識・スキルだけでなく、SNS等による集客や人材採用・育成などを自身で行う能力が求められます。
まとめ：アートメイク看護師は自分次第で生涯働ける
以上、アートメイク看護師が考えられるキャリアプランについてご紹介しました。アートメイク看護師は、年齢を重ねても自身のスキルと経験を活かして活躍できる職業です。自分のキャリアを考える際の参考にしていただければ幸いです。